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産業動物診療部門「VtoV診療アドバイスシステム短期臨床研修」を開催しました
産業動物診療部門「VtoV診療アドバイスシステム短期臨床研修」を開催しました
麻布大学附属動物病院 産業動物診療部門では、今年からこれまで本学と包括連携協定を結んでいただいている5つの農業共済組合(NOSAI北海道、NOSAI福島、NOSAI千葉、NOSAI神奈川、NOSAI愛知)の所属獣医師や、日頃より患畜の搬入にご協力いただいている紹介獣医師様を対象に「VtoV診療アドバイスシステム短期臨床研修」を開催することとなりました。
この事業は、現場の獣医師の先生方が日頃より診療技術について学び直す機会を大学が提供し、また学生と一緒に学びながら交流を持っていただくことで、学生にとっては現場の生の声に触れ、産業動物獣医師にさらに興味を持っていただく機会を提供することを目的としています。
今年度は1年目ということもあり、牛乳房炎防除対策研修と高度画像診断研修の2分野について実施することとなりました。
そして先日、8月26日(水)~28日(金)に牛乳房炎防除対策研修が開催され、全国から6名の臨床獣医師が参加して下記の通り研修が行われました。
研修内容
1日目
9:00~9:10 開講式
9:10~12:00 講義:牛乳房炎の診断と治療の考え方
13:00~17:00 実習:目視同定のトレーニング、薬剤感受性検査
18:00~20:00 意見交換会
2日目
9:00~12:00 講義:乳房炎防除管理プログラム
13:00~17:00 実習:搾乳方法・搾乳システム研修、ケーススタディ
3日目
9:00~9:30 質疑応答
9:30~10:00 閉講式(修了証書の授与)
研修後のアンケートから研修を受けた獣医師の声の一部をご紹介します
・非常に濃い3日間で、得るものが多く参加してよかった。学んだことを忘れないよう、日々の往診でも意識して牛舎環境を見ていきたい。
・大学在学中は搾乳に対して興味が薄く、酪農の仕事を理解できていなかったので、授業の内容が頭に入ってこなかったが、今回は実際に仕事をする中で理解しやすい状況になっていたので、卒後教育の機会をもうけていただけたことが大変ありがたかった。
・農家の生産性を上げる取り組み方法を紹介していただき、イメージできるようになりよかった。ただそのためには、広い知識が必要であると感じた。組合獣医師が一丸となってできるよう熱意をもって取り組みたい。
・搾乳システムや牛のモデルを使用した搾乳方法の説明など実際に手を動かして学ぶ環境があって非常によかったです。
・今回の研修では、現場に出ているとつい後回しになってしまう予防の面に目を向けるきっかけをいただいたと感じます。搾乳のやり方やミルカーの構造など、近くで考えながらしっかり見ることがなかったので、新しい視点をいただきました。
・目視同定の細菌検査がやはり面白い。わかるようになると自分でやりたくなる。抗菌剤を使いたくなる農家の気持ちもわかるが、抗菌剤を減らす別のやり方を提示して納得してもらいつつ、牛の状態も良くしていけるようにできることをやっていきたい。
今後の研修予定
今後は、10月から12月にかけて、山田一孝教授、風間啓助教による高度画像診断研修が予定されており、一人5日間、延べ8名の獣医師が参加予定です。
