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【受賞報告】第22回日本獣医内科学アカデミー学術大会 症例検討 AWARD 

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【受賞報告】第22回日本獣医内科学アカデミー学術大会 症例検討 AWARD 

2026年2月に開催された獣医臨床内科分野における国内最高峰の学術大会である第22回日本獣医内科学アカデミー学術大会(JCVIM 2026)において、当院関係者の発表2題が、いずれも症例検討AWARDを受賞(ダブル受賞)いたしました。

①「複合型下垂体ホルモン欠損症を疑う猫の1例」
飯塚七海、⻄晃太郎、園田真子、出浦知也、齋藤弥代子(神経科・内科での共同発表)

成長不良と多飲多尿を示した若齢猫に対し、中枢性尿崩症を疑って治療を開始し、その後の精査で甲状腺機能低下や副腎皮質機能低下など複数のホルモン異常が示唆されました。ホルモン補充療法により全身状態が改善し、MRI所見も含めて猫では極めて稀な複合型下垂体ホルモン欠損症(CPHD)様病態の臨床的特徴と診断・治療の要点を示した点が評価されました。

②「リアルタイムPCRによるスクリーニング検査では検出されなかった Ehrlichia canis 感染症の犬の1例」
小林友馬、五十嵐寛高、平良雅克、⻄晃太郎、伊藤哲郎、久末正晴(内科での発表)

鼻出血、血小板減少、高グロブリン血症などからマダニ媒介感染症を疑った犬で、リアルタイムPCRスクリーニングは陰性でしたが、抗体検査や追加PCRにより Ehrlichia canis 感染が示唆され、ドキシサイクリン治療で改善しました。「PCR陰性でも臨床的に疑えば追加検査・総合判断が重要」という実臨床上の注意点を明確にした点が高く評価されました。

当院では今後も、診療で得られた知見を学術的に発信し、獣医療の質の向上に貢献してまいります。

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JCVIM 2026 症例検討AWARD受賞