学生実習
麻布大学附属動物病院は、二次診療を行なう臨床施設であると同時に、臨床教育を行なう教育施設でもあります。診療は本学の臨床教員を中心に行なわれ、病気の動物を通して臨床の基礎となる診察・治療の実践的な教育が実施されます。実習のまとめとして、病院診察症例をもとに、報告書を作成し、症例検討会では口頭で症例発表をして、症例の検討を行ないます。
産業動物臨床基礎実習
獣医学部1年次前期(1単位選択)
動物病院に入院した産業動物の飼養管理を4~5名で班を編成し、朝夕1週間体験します。実習講義の受講と同時に学内に繋留されている産業動物(馬、牛、豚)にも接して、飼養給与法、搾乳法、ふん尿処理法なども学習します。疾病の診断や治療について教員の監督指導のもとに見学実習した内容の記録をスライドに作成し、班別に発表を行います。五感を使って詳細に観察することで、産業動物の構造や機能の特異性を理解できるようになります。
産業動物臨床実習
獣医学部5年次後期(1単位必修)
疾病に罹患している産業動物に接し、疾病の診断、治療、看護を体験し学習します。4~5名の班を形成し、本学附属動物病院に来院した産業動物を5日間担当します。疾病動物の飼養管理を行って、取扱に習熟し、疾病動物の容態を詳細に観察します。五感による身体検査を行うと同時に臨床病理学的検査を実施し、疾病の診断を行います。
小動物臨床実習
獣医学部5年次後期(3単位必修)
獣医臨床センター内の附属動物病院施設で、診療症例および実習用動物を対象に、診察、検査、手術の実習を行います。実習は班ごとに分かれ、各班がそれぞれ、診察の進め方、保定法などの臨床の基礎となる技術の習得は実習動物を用いて臨床基礎実習Ⅰ(4回)と手術の基礎を習得する臨床基礎実習Ⅱ(1回)を行います。次いで、診療症例を用いた病院実習、検査実習および手術実習など(9回)があります。実習の最後には、病院診察症例における症例検討会での症例発表会(1回)を実施します。
小動物病院実習
獣医学部6年次前期(2単位選択)
獣医臨床センター内の附属動物病院施設を利用し、外来の症例を活用して診断法、治療法あるいは飼い主への対応など実践的な臨床を体験します。より深く臨床学習することを目的とし、診療時間中に問診の聴取、カルテの記載、診察の進め方、検査法、治療法などを担当教員の指導を受けながら体験します。診療時間終了後にはその日の症例について検討会を設け、担当教員から細かな解説を受けます。授業の方法は、少人数にグループ分けし、15回の実習内容を10日間の終日にわたって病院内で行います。本学附属動物病院は曜日によって診療科目が異なりますが、学生が多くの科目あるいは興味のある分野を重点的に学習できるような教育プログラムを組んでいます。

